皆さんはプレーする前にどんな準備をしていますか?

テニスウェアに着替えたり、シューズを履いたりはもちろんのこと、準備体操などの体の準備もすると思います。テニススクールではレッスン前の5分ほどは必ず準備体操が入ると思いますが、もう少し準備に時間を掛けるとより良い状態でプレー出来ます。

そこで今回は私が普段の練習や試合、レッスン前に行っている準備を方法を動画と共にご紹介します。

目次

シューズをしっかり履く

まずはシューズの靴紐をしっかり結びましょう。ジョギングや準備体操をする時も足元はしっかりした状態で行います。詳しくは記事を書いたのでそちらを参考にして下さい。

テニスシューズの紐はしっかりと締めてからプレーしましょう

ジョギングで身体を温める

シューズの紐を締めたら軽く走って筋肉を温めます。速く走る必要はありません。走る意外にもサイドステップ、クロスステップ、バックステップ、スキップなど、テニスでも使ういろいろなステップで動くと良いと思います。

ジョギングとストレッチが合わさったブラジル体操もオススメです。

また走るスペースが無ければ縄跳という方法もあります。

ストレッチ

ストレッチで身体を動かしていきます。運動前には動的ストレッチといって、使う部分を動かしながら伸ばしていくやり方がオススメです。

運動後は静的ストレッチといって、伸ばす部分を動かさずにじわじわと伸ばす方法が良いです。目的によって使い分けていきます。

目のストレッチ

目も身体と同様に筋肉で動きます。なのでプレーする前に目もストレッチしましょう。私生活で遠くから物が飛んできてそれを目で追いかけるという機会が無いと思うので、事前に準備することが重要です。

手と目の協調を高める

手と目の協調を高める練習です。集中力も高めることが出来ます。

ボールは2コ、できる人は3コ。逆回しにしたり、足踏みをしながらやると難易度が上がり集中力が高まります。ただ難しすぎるとかえってイライラしたりと集中が妨げられるので難易度の調整をして下さい。

ダブルスの場合は二人でボールを回すことでペアの連携を高める練習にもなります。

ボールリフティング

ボールを打つ感触、真ん中に当たる感触を確かめておきます。上に突いたり下に突いたり、裏表で突いたり、足を動かしながら突いたり、回転を加えたり、色々なパターンでボール突きをしてボールを打つ感触を確かめていきます。

歩いてサーブの素振り

歩きながらサーブの素振りをします。歩く動作と投げる動作の組み合わせはテニスの基本の動きなので、歩いて素振りをすることで身体の連動性が上がります。

歩いてサーブについてより詳しく知りたい方は『小浦武志のプロフェッショナルテニス理論』を参照してください。

イメージトレーニング

素振りをします。身体の感覚だけでラケットを振るのではなく、飛んでくるボールをイメージしながら振るのがポイントです。実際にラリーをしている様なイメージで身体を動かしていきます。

おわりに

以上が普段、私が練習や試合、レッスン前に行っている準備です。正直言って毎回の練習で全てを行えているわけではありません。皆さんもお忙しい中テニスの時間を捻出してプレーされている肩も多い事と思います。

なので考え方としては現状の準備にかけている時間から、何か一つでも、1分でも取り入れればその分テニスの状態がプラスされると考えて、可能であれば少しでも取り入れてみるのはいかがでしょうか。

準備が全く出来ていない状態で練習を積み重ねるのと、少しでも準備ができて良い状態で練習を積み重ねるのでは、3年、5年単位で考えると大きな差となって来る事と思います。また良い状態でプレーをする事で怪我や故障も、何もしない状態よりは防げるのでは無いでしょうか。

皆さんに少しでも上達しやすく、何より健康で楽しくテニスを続けていただけるよう願っています。


ふっしー

伏見 大輔(ふしみ だいすけ)/TMCF代表/フリーランスのテニスコーチ/東京都板橋区を中心に都内でプライベートレッスン・初級者向けレッスンを開催/テニススクールにて業務委託でレッスン/テニスコーチ歴は17年(2022年現在)/7ヶ所のテニススクールにて指導経験あり

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

footer .pull-right {display:none;}