テニスが上達するにはまず練習量を確保するというのが重要です。しかし社会人で仕事をしながらテニスを頑張っている人はいくらでも練習できるわけではないと思います。そうなると限られた練習時間の質を上げる必要があります。その方法の一つとして、練習相手との「練習目的」の共有が考えられます。目的以外には「想定しているゲーム状況」「自分の課題や目標」「練習方法」なども共有するといいでしょう。

私が今やっている練習を例に説明します。まず実際にやった練習は以下の動画をご覧ください。

練習目的

目的としては、シングルスでのフォアハンドストロークの対応力の向上です。

想定しているゲーム状況

状況としては、シングルスでバックハンドのクロスラリーをしている時に、相手がバックハンドをストレートに打ってきて、自分がフォア側に走りながら返球するという状況です。この状況で自分はかなり不利な状況に陥ります。

自分の課題や目標

自分はフォアストロークが苦手でこの状況でミスが多かったり、返せたとしても厳しいボールを打ち込まれてやられてしまうことが多いので、この様な状況で相手に責められないような返球ができる様になることが目標です。

練習方法

練習の方法としては、

①相手にバックハンドをクロスに打つ素振りをしてもらい、それに反応して自分がバック側に走ってバックハンドをクロスに打つ素振りをする。

②こちらが戻りきる前に相手にバックサイドからストレート方向にボールを出してもらい、それを自分がフォアストロークでセンターからクロスの方向に少し対空時間のあるボールで返球する。

③それ以降はお互い自由にプレーしてポイントを取り合う。

まとめ

練習をする前にはこの様なことを相手と共有します。

また、練習後には自分が練習をやってみて気付いたことを相手に聞いてもらい、その上で相手から見てこちらがどうだったかも聞いたりします。やったことは言語化することで記憶に残ったり整理されたりします。相手からの感想を聞くことで違う視点から自分を見ることができるので、自分では気付けない部分に気付けることがあります。

この様に練習の目的や、発見や気付きを共有することで練習の質を高めていくことができます。

練習の質を上げるにはプライベートレッスンが効果的です

今回は自分の練習を例にあげましたが、レッスンにおいても同じことが言えます。テニスはただコーチの言われた通りにやれば上手くなるというものではありません。

自分自身が練習の目的、自分の課題や目標をしっかり理解していたり、練習を通して得られた発見や気付きをそのままにせずにコーチに話すことが上達する上でとても大事です。プライベートレッスンにおいてもこれらを抑えながら練習していきます。

例えば私のお客様で、ストロークのロングラリーが安定しない方がいました。その方はどんな難しいボールに対してもしっかりラケットを振り切らなければいけないと思っていました。その時の練習の目標は、安定的にボールを返球できることで、そのためにはスイングは毎回変わるということを話したら、それだけでラリーが安定してできる様になりました。

お客様自身も「この練習ですべきことがわかって、安定してボールを打つことができた」と話していました。

この様に、練習での目的や目標を正しく理解することでプレーの質が向上し、レッスンの質が上がります。そのためにプライベートレッスンを活用してみるのはいかがでしょうか。

 

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ふっしー

伏見 大輔(ふしみ だいすけ)/TMCF代表/フリーランスのテニスコーチ/東京都板橋区を中心に都内でプライベートレッスン・初級者向けレッスンを開催/テニススクールにて業務委託でレッスン/テニスコーチ歴は17年(2022年現在)/7ヶ所のテニススクールにて指導経験あり

1件のコメント

佐藤俊明 · 2020年12月30日 20:17

テニスワンの佐藤です。店は四月に閉めて、ガット張りの通販をしていますが、現在、予約が2ヶ月待ちの状態で、ちょっと驚いています。機会があればお会いしたいです。

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