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ボールの到達時間とは
ボールの軌道が決まるとボールの到達時間が決まります。到達時間とは自分がボールを打ってから相手コートにバウンドするまで、または自分がボールを打ってから相手がボールを打つまでに掛かった時間のことです。
同じ場所に落ちるボールを打った時に、速いボールは打ってから落ちるまでが短い時間で落ちるのに対して、遅いボールだと打ってから落ちるまでの時間が長くなります。それを何秒というように図るのではなく感覚的に把握できるようになるといいと思います。
時間は音と音の間隔
感覚的に把握するにはボールがラケットに当たる時とボールがコートに落ちる時の2箇所でボールの弾む音を聞きます。例えば速いボールは打ってからバウンドするまでが「パン・パン」くらいの間隔だとすると、遅いボールは「パン・・・・パン」という様に間隔が長くなります。これを感覚的に把握できることでボールの情報を取れ入れることができます。
テニスは相手との時間をやり取りする競技です。攻めたり優位に立ちたい時には時間を奪い、守りたい時は時間を作ります。そのようなやり取りをするためにも時間感覚を持っているということはとても重要です。
ボールの時間を把握できるようになるには
ボールの時間を把握できるようになるためにはボールを観察すればいいのですが、ラリーやゲームの様に状況が目まぐるしく変わる場面では落ち着いて観察しにくいです。球出し練習など状況の変化が少ない場面で自分のボールを見てみてください。球出し練習でも余裕が無いという場合は他の人が打っているボールを後ろから観察することでボールの時間を観察できます。
ボールの到達時間は狙ったところにボールを打てるための手掛かりとなりますので、ぜひ時間という視点を持ってボールを観察してみてください。
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