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運動学習の段階/戦術的思考を練習初期から磨く

2018/10/22
 
この記事を書いている人 - WRITER -
ふっしー
伏見 大輔(ふしみ だいすけ)/TMCF代表/フリーランスのテニスコーチ/東京都板橋区を中心に都内でプライベートレッスン・初級者向けレッスンを開催/テニススクールにて業務委託でレッスン/テニスコーチ歴は17年(2022年現在)/7ヶ所のテニススクールにて指導経験あり

運動学習の段階は3つから成る。

1.認識の段階 cognitive stage

2.定着の段階 fixation stage

3.自動化の段階 automatic stage

 

  1. 認識の段階

その運動を全くやったことがない状態。

運動の全体像の理解。

動きの構成、身体の動き、ルールなどを学ぶ。

過去の経験を元に運動プランを作る。

例えば「サーブはボール投げの動きに似ているからこんな感じかな…」。

この期間は比較的短めで終わる。

 

  1. 定着の段階

運動段階ともいわれ、長期間の反復練習により安定し、運動が洗練されていく。

自分の動きがわからず、フィードバックを元に運動を修正する。

繰り返す中で感覚が磨かれて、自分の動きを筋感覚的に感じ取れるようになってくる。

この期間は数ヶ月〜数年と長く続く。

 

  1. 自動化の段階

プログラムの選択(何をするか決める)をすると、開始の決定(それをする事を決める)によって運動が自動的に行われる。

意図的な運動をすると、自動化されていた運動のプログラムが妨げられて動きがギクシャクする。

運動そのものに注意を向けなくて良くなり、ゲームに必要な情報に注意が向けられるようになる。

 

『運動指導の心理学』著 杉原隆 より

 

 

私の考えとしては、テニスも最終的な目標はゲームで相手とのやり取りの質を上げていく事だと思っています。 そのため練習も、いつまでもフォームに拘るのではなく、反復練習による技術の洗練、自動化を目指していくべきだと思います。

 

また、本書では「運動が自動化されることによってゲームに必要な情報に注意を向ける事が出来る。」とあります。しかし、そこまでの長い期間を技術練習のみに費やしてしまっていたら、いつまでたっても戦術は磨かれていかず、技術の向上が練習の目的になってしまいます。

 

そうならないためには、初めてラケットを握った段階から技術を磨くのと同時に戦術的な思考を磨いていくという事を非常に重要だと思い、初心者クラスのレッスンで実践しています。

 

方法としては、サービスボックスのように狭い範囲で、ボール突きのように技術的に簡単な状況を設定して打ち合わせます。 その時にテニスの5つの戦術のうちの2つ、「続ける」「相手を動かす」を説明する事で、ただのボール突きが戦術のトレーニングになります。求める技術レベルを下げれば初心者でも戦術的思考のトレーニングは可能です。

 

戦術の理解と実践をはじめからしていくことで、何のためにこの技術が必要なのかということをプレーヤーが理解した上で練習を進めていく。そうすることで「打つのが上手いだけのプレーヤー」から、「試合のやり取りを楽しめるプレーヤー」に成長していくことができると思います。

 

練習の目的はゲームの質の向上です。技術練習はその1つの手段に過ぎません。

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伏見 大輔(ふしみ だいすけ)/TMCF代表/フリーランスのテニスコーチ/東京都板橋区を中心に都内でプライベートレッスン・初級者向けレッスンを開催/テニススクールにて業務委託でレッスン/テニスコーチ歴は17年(2022年現在)/7ヶ所のテニススクールにて指導経験あり

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