打ち方も重要だが、それを支える基盤はもっと重要

テニスを身につけるためには、基礎となる技術の習得が必要です。

基礎となる技術とは、「基本的なショットの打ち方」のことで、スクールで最初に教わることが多いと思います。

「基本的なショット」というのは、ストローク(フォア・バック)、ボレー(フォア・バック)、スマッシュ、サーブのことです。

これらの「打ち方」に関しては、嫌というほどスクールでも教わり、実際にボールを打ちながらもたくさんアドバイスを受けるでしょう。

しかし、アドバイスを受けただけですぐに改善できる時とそうでない時があると思います。

なぜでしょうか。

それは、基礎技術を効率よく身につけるためには、その「基盤となる要素」を整える必要があるからです。

「基盤となる要素」は、以下の6つに分類されるさまざまなものです。

  1. 「テクニック」…打ち方、フォームなどを作る要素
  2. 「フィジカル」…体力、筋力的要素
  3. 「メンタル」…精神、心理的要素
  4. 「タクティカル」…戦術的要素
  5. 「マテリアル」…道具的要素
  6. 「フィール」…感覚的要素

どのような時でも、これらの6つのバランスが取れていることが望ましいとされています。

バランスが取れていない場合は、例えば、圧倒的なフィジカルを持っていても、メンタルが弱っていたらゲームで上手く点を取ることができない、などが起こります。

これらの要素を整えられるよう、個々の癖や特徴を確実に見極め、適切なレッスンを提供いたします。

TMCFが特に大切にしていること

TMCF【基盤構築レッスン】では、以下のことを特に大切にした指導を行っております。

1. ボールへの注意の向け方 


ボールへ注意を向けるには「視覚」「聴覚」「体性感覚」を使います。

「ボールをよく見て」というアドバイスは、ボールに注意を向けるために行うものです。他にもボールの音を聞く、打感を感じるなどの方法があります。

個々に合った情報の取り入れ方を促すことでボールへの注意力が上がり、より正確に打つことができるようになります。

具体的な練習例→ボールの回転に注目する練習、ボールの音を聞き打つ練習

2. インパクトとローディングのタイミング


ボールを打つ時は、インパクト(ボールに当たる瞬間)とローディング(地面からの反力を得る動き)のタイミングを正確に合わせることが重要です。これにより力まず思い通りのショットが打てるようになります。

具体的な練習例→ボール突きでタイミングを取る練習、バウンドに合わせて体を沈める練習

3. プランニング


「どこにどのようなボールを打つか」のイメージを持つことがフォームの元となるので重要です。軌道が決まることでボールを打つ場所やタイミング、面の向き、ラケットの振り上げ加減などが決まります。

また、狙いに対してどのような結果になったかを自覚できるのでコントロールの修正にも繋がります。

具体的な練習例→的を置き、ボールの軌道をイメージしながら打つ練習、ストロークの打点の位置に視線を合わせ、的までの距離やネットの高さを確認する練習

打ち方をまったく教えないということではありませんが、これらのことを大切にしているため、他のレッスンと比べると一風変わった指導と感じるかもしれません。

しかし、積み重ねにより、確実にテニスの基礎技術を底上げすることにつながります。

一度習得すれば、いつまでも上達でき、ケガを防ぎ、長くプレイすることができるようになります。

日頃のレッスンだけでは得られない、新しい視点から自身のテニスを考えたい方は、ぜひ一度受けてみてください。

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ふっしー

伏見 大輔(ふしみ だいすけ)/TMCF代表/フリーランスのテニスコーチ/東京都板橋区を中心に都内でプライベートレッスン・初級者向けレッスンを開催/テニススクールにて業務委託でレッスン/テニスコーチ歴は17年(2022年現在)/7ヶ所のテニススクールにて指導経験あり

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